小平奈緒 凱旋帰国「うれしいが、五輪に向けて通過点」

[ 2017年2月28日 19:22 ]

カナダから帰国し、世界スプリン選手権の金メダルを披露する小平
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 好調の秘けつは気持ちの持ち様?スピードスケートの世界スプリント選手権(カナダ・カルガリー)で日本人女子として初の総合優勝を果たした小平奈緒(30=相沢病院)が28日夕、成田空港に凱旋帰国した。居合わせた空港利用客らが到着ロビーにつくった花道を、金メダルをぶら下げて笑顔を振りまいた小平は「こんなに日本で大きく報道されていると思わずうれしいが、平昌(ピョンチャン)五輪に向けて通過点。快挙と思わず、五輪への第一歩だと思う」と話した。

 500メートル2本、1000メートル2本のタイムをポイント化して争った今大会では、世界記録も樹立した。500メートルでは今季負けなしの13連勝と、絶好調が続く30歳。2010年のバンクーバーで五輪初出場を果たし、14年のソチ五輪後にオランダへ単身武者修行したスケート選手としての半生を振り返り「普通の選手よりもスローなスケート人生だけど、感覚では二十代半ばだと思っている」と発言。心身共に充実感を漂わせた女王は、3月10〜12日にW杯最終戦(ノルウェー・スタバンゲル)に臨む。

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2017年2月28日のニュース