東京マラソン26日号砲 世界記録へ超高速ペース 今井は「冷静に」

[ 2017年2月26日 05:30 ]

東京マラソンの記者会見に臨んだ今井正人=24日午後、東京都内
Photo By 共同

 東京マラソンは26日、都庁前〜東京駅前の新コースで開催される。25日は都内でテクニカルミーティングなどが行われ、30キロ地点まで走るペースメーカー7人による計3組のペースリストが決定。前世界記録保持者のウィルソン・キプサングが2時間2分57秒の世界記録を超える「2時間2分50秒」を狙うと宣言しているため1組は1キロ2分54〜55秒の超高速ペースとなった。1キロ2分54秒で42・195キロを走り切った想定タイムは2時間2分22秒。早野忠昭レースディレクターは「彼が目指すと言った以上、世界記録にたどり着くペースにしなければならない」と説明し、ペースに誰もついて来られない場合は臨機応変にタイムを下げることもある。

 2組は2時間5分台を想定した1キロ2分58秒。3組は今夏の世界選手権(ロンドン)日本代表選考の派遣設定記録2時間7分0秒を超えるべく、1キロ3分0〜1秒ペースとなる。

 2年前に快走を披露して以降は故障が続いた今井はレース前日、早朝ランで汗を流した。2時間8分30秒を最低限の目標としており「(ペースメーカーの)世界記録ペースは自分には無謀。冷静に判断したい」と現実を直視する考え。15年大会で日本歴代6位の2時間7分39秒を出して世界選手権代表入りしたが、体調不良で欠場した。その雪辱を果たすべく、まずは日本人トップとなって今夏の世界選手権代表権をつかむことを優先する。

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2017年2月26日のニュース