暁斗 惜しい5位も…後半力走で手応え「視界は良好」

[ 2017年2月25日 05:30 ]

5位でゴールし座り込む渡部暁斗
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 ノルディックスキーの世界選手権第3日が24日に行われ、複合個人ノーマルヒルで渡部暁斗(北野建設)は5位だった。前半飛躍(ヒルサイズ=HS100メートル)で6位につけ、トップと31秒差で出た後半距離(10キロ)で順位を上げたが、自身初の個人メダルに届かなかった。ヨハネス・ルゼックが飛躍2位から逆転で2連覇を達成。エリック・フレンツェルが2位、3位にビヨルン・キルヒアイゼンが続き、ドイツ勢が表彰台を占めた。永井秀昭(岐阜日野自動車)は20位、渡部剛弘(ガリウム)は34位、渡部善斗(北野建設)は44位。

 6度目の世界選手権の初戦はメダルに届かなかった悔しさとともに、手応えも感じるレースだった。渡部暁は6位で出た後半距離で力走し、表彰台争いを繰り広げた。前回とひと味違う内容に「トンネルの中で全く前が見えないわけではない。視界は良好」と明るく話した。複合の日本勢で99年大会の荻原健司以来となる個人の表彰台に向け「あと少しだと思う」と力強く言った。

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2017年2月25日のニュース