奈紗 上々22位発進!憧れ藍先輩を1打上回る2アンダー

[ 2017年2月24日 05:30 ]

米女子ゴルフツアーホンダLPGA第1日 ( 2017年2月23日    タイ・パタヤ、サイアムCC=6642ヤード、パー72 )

第1ラウンド、9番でバーディーを奪いガッツポーズの畑岡奈紗。2アンダーで22位
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 今季米ツアーに本格参戦した畑岡奈紗(18=森ビル)が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位と4打差の2アンダーの22位と好スタートを切った。ほか日本勢では野村敏京(24)が6バーディー、2ボギーの68で首位と2打差の7位。2010年の優勝者、宮里藍(31=サントリー)は71で27位だった。アリヤ・ジュタヌガーン(21=タイ)と梁熙英(ヤン・ヒヨン)(27=韓国)が66を出し、首位に並んだ。

 上々のスタートを切った。18歳の畑岡が堂々の2アンダーをマークし、22位につけた。「最低でも1アンダーと思っていたので目標は達成できた」と笑顔を見せた。

 今大会に合わせ、昨秋の日本女子オープンでキャディーを務め、史上初のアマチュア優勝を支えた母親の博美さんが合流。大会前の練習ではスイングのチェックなどに立ち会ってもらい「悪いところはない」と太鼓判を押されたという。信頼できる人の言葉がスコアをつくる原動力になった。

 スタートホールの10番(パー5)でピンそば50センチにぴたりと付けてバーディー発進。13番と15番でボギーを叩いたが、18番でイーブンパーに戻した。

 後半も米ツアーに参戦して12年目の宮里が「難しかった」と振り返るピンの位置を、畑岡は「それほどでもない」と言い切るほどショットが切れた。タイ人のキャディーとの息も合い、4番で1つスコアを伸ばした後、最後の9番では助言通りのクラブ選択で2・5メートルに付けてバーディーを奪った。終わってみれば小学生時代にもらったサインを日本の自宅に飾るほど憧れる“藍先輩”を1打上回った。

 首位とは4打差の好位置。それでも満足はしていない。この日のパーオン率は50%(ショートホールを除く)、パット数は27だった。スコアでは目標達成も「ショットがぶれたり、パットを引っ掛けたりするミスがなければもっと伸ばせた」と修正箇所を挙げた。

 米ツアー3戦目。環境にも慣れてきたことで「手応えをつかみつつあるし、今週は20位以内に入りたい」と自信も口にしている。今週の畑岡は期待大だ。

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2017年2月24日のニュース