13歳張本完敗 最年少Vならず 5月はドイツ世界選手権に挑戦

[ 2017年2月21日 05:30 ]

 卓球インド・オープンは19日、ニューデリーで男子シングルス決勝が行われ、13歳の張本智和(エリートアカデミー)は2012年ロンドン五輪銅メダルのドミトリー・オフチャロフ(ドイツ)に0―4で敗れ、ツアー最年少優勝はならなかった。

 昨年12月に18歳以下で争う世界ジュニア選手権で頂点に立った張本は、シニアのワールドツアーで初の決勝に進出。世界ランキング5位の強豪に挑んだが、完敗した。5月開幕の世界選手権個人戦(ドイツ・デュッセルドルフ)には史上最年少の日本代表として出場する。

 初めて決勝に進んだ張本は五輪メダリストにストレート負けした。大会前から「強い選手に、自分の全てを出し切って勝ちたい」と話し、実力者との対戦を望んでいた。後がなくなった第4ゲームでは粘り、簡単に屈しなかった。高い技術はトップ選手に劣らず、将来性を買われて世界選手権個人戦の代表に選ばれた。「新たな目標ができた」と挑んだ今季初のワールドツアーの大会で奮戦した。まだ13歳の中学1年で、女子の伊藤美誠(スターツ)が記録した14歳152日のツアー最年少優勝記録を塗り替える可能性はある。

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2017年2月21日のニュース