沙羅 最多勝利から一夜“お疲れ”凱旋 強風トラブルで7時間遅れ

[ 2017年2月18日 05:30 ]

ジャンプW杯の最多勝から一夜、帰国し花束で出迎えられる高梨沙羅
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 ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第18戦(韓国・平昌)で優勝し、W杯通算勝利数で歴代最多勝記録に並んだ高梨沙羅(20=クラレ)が“お疲れ”凱旋だ。

 大会から一夜明けた17日、成田空港に帰国。「寝たら起きられないと思って」と前夜は徹夜して午前3時に平昌をバスで出発。その後、午前10時に仁川発の航空機に乗り込んだが、そこでまさかのトラブルに巻き込まれた。成田上空の強風の影響で6時間の遅延が決定し、いったん機内から出て空港内でビビンパを食べるなどして過ごし午後4時に再出発。無事に成田に到着したのは当初の予定より7時間も遅れた午後7時10分だった。

 睡眠時間は「機内で2時間ぐらい」だったため到着時のテレビ取材では「自分でも何を聞かれて何をしゃべったか分からない」とさすがの女王もぐったり。前日は風のおかげで1本目首位だったルンビーが失速し優勝が転がり込んだが、この日の風には勝てなかった。

 それでも風で待たされるのは「ジャンプでもよくあること」と慣れている。初優勝を狙う24日の世界選手権(フィンランド)へ「結果を残したい気持ちはある。自分のできることをしっかりやりたい」と気持ちを切り替えていた。

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