五輪ゴルフ会場の女性会員問題 13年の招致段階で細則変更の意向

[ 2017年2月15日 22:44 ]

 2020年東京五輪ゴルフ会場の霞ケ関CC(埼玉県川越市)が女性正会員を認めていない問題を巡り、東京が開催都市に決まった場合は同CCの関係者が「正会員を男性に限る」とした細則の変更に応じる意向を五輪招致段階に示していたことが15日、当時の招致委員会幹部の話で分かった。同日までにメールのやりとりを含めた当時の経緯などを同CC側にも報告したとしている。

 日本オリンピック委員会(JOC)によると、13年に国際オリンピック委員会(IOC)に立候補ファイルを提出した際、補足資料として霞ケ関CCの細則に関する説明文書も添付したという。

 IOCがあらゆる差別を禁じる五輪憲章に抵触するとして改善を求めている現状を踏まえ、大会組織委員会などは霞ケ関CCに規則の改正を要請した。同CCは細則の変更には理事会で15人の理事全員の賛同が必要で、対応を協議している。

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2017年2月15日のニュース