宇野、4回転ループ初挑戦「フリーの冒頭に跳ぶ」 四大陸選手権

[ 2017年2月14日 05:30 ]

四大陸選手権への出発前に、ポーズをとる宇野昌磨(右)と本郷理華
Photo By 共同

 フィギュアスケートの四大陸選手権(16日開幕、韓国・江陵)に出場する男子の宇野昌磨(19=中京大)が韓国入りし、高難度の4回転ループについて「フリーの冒頭に跳ぶ予定」と初挑戦する意向を示した。

 中部空港から仁川空港に到着した全日本王者は「(成功率は)まだ3%とか5%」と試行段階であるとしたが、練習では常に跳んできたという。3月の世界選手権(ヘルシンキ)や来季の平昌五輪シーズンを見据えて、早めの投入を決断した。トーループ、フリップと合わせて3種類の4回転ジャンプを跳ぶ構成となる。

 今大会は世界選手権の前哨戦で、1年後の五輪の予行演習として大事な大会だが、お隣の韓国での国際大会だけに、時差に弱い宇野にとっては心強い。2時間強のフライトで到着した後は「凄く近くて、時差もない。早くリンクに慣れたい」とスッキリした表情で語った。昨年12月のGPファイナル以来となる羽生結弦との対決も控えており「凄く楽しみ。自分の出せるものを全て出したい」と心を躍らせていた。

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2017年2月14日のニュース