新ルールで“追い風”男女7階級制覇 高藤「日本人に凄く有利」

[ 2017年2月14日 05:30 ]

柔道グランドスラム・パリ大会最終日 ( 2017年2月12日    フランス・パリ )

 今大会は大幅に変更された新ルールで行われた。初体験となった日本の主力勢では、男子60キロ級で圧勝した高藤が「一本勝ちが増えるルール。日本人には凄く有利な改正」と語り、男女計7階級を制した日本チームからは歓迎する反応が目立った。

 指導の差では4分間の終了時に勝敗が決まらず、反則負けは従来の指導4度から3度に。「有効」と「合わせ技一本」は廃止され、細かくポイントを重ねて逃げ切るよりも攻撃的な姿勢が重視される。男子で66キロ級の阿部と100キロ級の飯田が豪快な投げ技で頂点に立った姿は象徴的だった。

 男子は試合時間が5分から4分に短縮。100キロ超級で優勝した王子谷は「外国勢は前半に勝負を決めようとする傾向が強く、2分すぎから力が落ちると感じた」と証言した。

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2017年2月14日のニュース