高安、兄弟子稀勢から刺激 大関とりへ「自分もという気持ちでやりたい」

[ 2017年1月31日 17:00 ]

取材に応じる小結高安
Photo By 共同

 大相撲で、新横綱稀勢の里と同じ田子ノ浦部屋に所属する弟弟子の小結高安が31日、東京・両国国技館で行われた健康診断後に取材に応じ、大関とりへの思いを語った。兄弟子の躍進に刺激を受け「いずれ自分も(昇進伝達式を)という気持ちを持ってやりたい」と意欲をみなぎらせた。

 26歳の高安は初場所で横綱白鵬を含め2横綱3大関を破って11勝する活躍だった。春場所(3月12日初日・エディオンアリーナ大阪)では関脇復帰が確実。昨年の九州場所では初の大関とりに失敗したが、次期大関候補として今後も大事な場所になる。稀勢の里の昇進に触れ「綱打ちで、初めて目の前で綱をつけるところを見て、うらやましい気持ちになった」と夢を大きく膨らませる。

 2月1日から稽古を再開する予定で、新横綱の胸を借りて鍛錬の日々となる。「また一からやるつもり。責任を持ってやっていく」と引き締まった表情だった。

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2017年1月31日のニュース