ナダル 3年ぶり決勝進出!フェデラーとの頂上対決実現

[ 2017年1月27日 22:44 ]

全豪オープンテニス男子シングルス準決勝 ( 2017年1月27日    オーストラリア・メルボルン )

決勝進出を決めて喜ぶナダル
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 全豪オープンテニス男子シングルス準決勝が27日、オーストラリア・メルボルンで行われ、元世界ランキング1位で第9シードのラファエル・ナダル(30=スペイン)が第15シードのグリゴル・ディミトロフ(25=ブルガリア)をフルセットの末6―3、5―7、7―6、6―7、6―4で破り、3年ぶり4度目の決勝に進出した。

 決勝では、第17シードのロジャー・フェデラー(35=スイス)と対戦。ともに昨季は故障で苦しんだ2人の「ビッグ4」が4大大会では11年全仏以来となる決勝での顔合わせを実現させ「ロジャーとはよい友達だし、この大舞台の決勝で戦うことは名誉であり、また改めて戦うことができるのは幸せだ。今はとにかく疲労を回復したい」と語った。

 この日ナダルはプレースタイルが似ているため「リトル・フェデラー」の異名を取るディミトロフ相手に第1セットを6―3で奪取。第2セットは1―4から一時は5―5に追いつく粘りを見せたが、5―7で振り切られた。第3セットはタイブレーク(7―5)の末、ナダルが7―6で奪った。第4セットはともにサービスゲームをキープしタイブレークに突入も4―7で落とした。だが、最終セットでは3―4からの第8ゲームで15―40のピンチをしのいでキープする粘りを見せると、続く第9ゲームをブレーク、第10ゲームもキープして、4時間56分の熱戦に終止符を打った。これでナダルのディミトロフ戦の成績は8勝1敗とした。

 ナダルとフェデラーとの対戦成績は23勝11敗でナダルがリード。両者の顔合わせは15年のスイス・インドア決勝でフェデラーが勝って以来。4大大会では、14年の全豪オープン準決勝でナダルが勝って以来となる。

 フェデラーも昨年は左膝を故障しており、復活を期するシーズンの最初の4大大会で実現した“クラシック・マッチ”だけに、決勝進出を決めた時には「僕らにとって、すごく特別なことだ」と語っていた。

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