フェデラー 決勝でナダルとの対戦期待「一番のファンは自分」

[ 2017年1月26日 23:14 ]

全豪オープンテニス男子シングルス準決勝 ( 2017年1月26日    オーストラリア・メルボルン )

決勝進出を果たしたフェデラー
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 男子シングルス準決勝で7年ぶり5度目の優勝を狙う第17シードのロジャー・フェデラー(35=スイス)が、第4シードのスタン・バブリンカ(31=スイス)に7―5、6―3、1―6、4―6、6―3で勝ち、15年全米オープン以来の4大大会決勝進出を決めた。29日の決勝では、27日に行われる準決勝のもう1試合、ナダル―ディミトロフ戦の勝者と対戦する。

 ナダルとの“クラシック・マッチ”実現への期待が高まる中、コート上では「たぶん自分がナダルの一番のファン。彼はとてつもない選手だからね」と語った。

 昨年10月、ナダルが故郷のマジョルカ島にアカデミーをオープンした際には開校式にゲスト参加。フェデラーは左膝、ナダルは左手首を痛めており、ジュニア選手と軽く打った程度で「いつかチャリティーマッチか何かできたらいいね」と2人で話していたという。それがまさかの頂上決戦実現の可能性が高まり、「僕らにとって、すごく特別なことだ」と語った。

 会見でもナダルについてあらためて聞かれて、こう答えた。

 「唯一無二のショットを持っている。つまりユニークでスペシャルな選手ということ。加えてガッツがあって、精神的にも肉体的にも凄く高いレベルで何時間も何週間も何年もプレーし続けられる。彼はそれを何度も証明してきた。ケガからも何度も復活した。簡単なことのように見せているが、そうじゃない。テニスにとって凄く大きな存在だった。あらゆる面で尊敬している」

 ナダルには11勝23敗と大きく負け越しており、ディミトロフには5戦全勝。プレースタイルの似た後者との対戦の方が、18度目の4大大会制覇には近いと言えるかもしれない。フェデラーもそれを理解した上で「結果はやってみないと分からない。ただし、ナダル戦が実現すれば、どれだけ大きな意味を持つかは分かってる」とファンの期待を受け止めた。

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