伊藤有希、初のW杯2連勝!沙羅0・8点差で2位、4戦勝利なし

[ 2017年1月21日 18:27 ]

伊藤有希
Photo By スポニチ

 ノルディックスキーのジャンプ女子W杯の蔵王大会は21日、山形市クラレ蔵王シャンツェ(HS103メートル、K点95メートル)で個人第10戦が行われ、伊藤有希(22=土屋ホーム)が100メートル、94・5メートルの227・0点で優勝。前日の第9戦に続く2連勝でW杯通算3勝目を挙げた。W杯総合首位の高梨沙羅(20=クラレ)は99・5メートル、94・5メートルの合計226・2点で2位に入った。高梨は4戦連続のV逸で、王手を懸けていたW杯通算50勝はまたもお預けとなった。

 伊藤は1回目でK点超えのジャンプを見せてトップに立つと、そのリードを守り切って2戦連続の頂点。「観客の皆さんに後押しされた。蔵王のジャンプ台は私にとって幸運の場所」と自身初となるW杯の連勝を喜んだ。

 1回目は着地が決まらず3位だった高梨は、2回目で94・5メートルを飛んで順位を上げたが、2012年3月3日に日本女子としてW杯初制覇を成し遂げた思い出の蔵王で節目の勝利はならず。「自分のベストのジャンプを見てもらうことができなくて残念」としながらも3戦ぶりの表彰台は確保し、「レベルの高い試合の中で表彰台に乗ることができて少し自信につながった」と手応えも口にした。

 岩渕香里(23=北野建設)が9位と健闘し、勢藤優花(19=北海道メディカルスポーツ専門学校)は18位、茂野美咲(30=CHINTAI)は23位、岩佐明香(20=日大)は24位だった。

続きを表示

この記事のフォト

2017年1月21日のニュース