ウォリアーズ、キャブスに圧勝 トンプソン&カリーが殊勲の活躍

[ 2017年1月17日 15:46 ]

キャバリアーズ戦で26得点をマークしたウォリアーズのトンプソン(AP)
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 NBAは16日に各地で9試合を行い、昨季ファイナルの再現となった一戦は、ウォリアーズが126―91(前半78―49)で王者キャバリアーズに圧勝。12月25日にクリーブランドで行われたこのカードでは108―109と競り負けたが、ホームでの再戦ではリベンジを果たした。ウォリアーズは4連勝で35勝6敗。クレイ・トンプソン(26歳)が5本の3点シュートなどで26得点を挙げれば、ステファン・カリー(28歳)も20得点と今季の自己最多に並ぶ11アシスト、さらに4つのスティールを記録して勝利に貢献した。

 フォワードのドレイモンド・グリーン(26歳)は11得点、13リバウンド、11アシストで今季3度目のトリプルダブルを達成。自己最多となる5本のブロックショットもマークした。第2Qにはキャバリアーズの大黒柱、レブロン・ジェームズ(32歳)に体当たりしてフレイグラント1(過度の反則)をコールされるなど“ラフ・ファイト”も披露。気力あふれるパフォーマンスでチームの士気を鼓舞した。

 キャバリアーズは29勝11敗で、新年となってからは4勝4敗(ここ4戦3敗)。ジェームズは20得点と8リバウンドを稼いだが、点差はみるみる広がっていった。12月25日の試合で土壇場で逆転シュートを決めたカイリー・アービング(24歳)は17得点。腰を痛めているケビン・ラブ(28歳)は前半でロッカールームに姿を消した。

 東地区サウスイースト首位のホークスは敵地ニューヨークでニックスに108―107(前半53―54)で競り勝って24勝17敗。ここ10戦9勝とハイペースで白星を積み重ねている。ガードのデニス・シュルーダー(23歳)は残り22秒での勝ち越し3点シュートを含め、28得点をマーク。センターのドワイト・ハワード(31歳)は休養したが、ロードで貴重な白星をもぎ取った。

 対照的にニックスはここ13戦で11敗目を喫して18勝24敗。カーメロ・アンソニー(32歳)が30得点を稼ぎ、ロン・ベイカー(23歳)とミンダウスカス・クズミンスカス(27歳)の両新人を先発で起用したが、低落傾向に歯止めをかけることはできなかった。

 セルティクスは地元ボストンでホーネッツを108―98(前半59―53)で退けて26勝15敗。ここ11戦で9勝目をもぎとった。アイゼイア・トーマス(27歳)は第4Qの17得点を含めて35得点をマーク。1メートル75の小柄なガードながら、20得点以上はこれで25試合連続となった。

 ホーネッツは5連敗で20勝21敗。ケンバ・ウォーカー(26歳)が24得点を稼いだものの、チームは今季初めて借金「1」となった。

 クリッパーズは地元ロサンゼルスでサンダーを120―98(前半64―47)で下し、新年不敗の7連勝で29勝14敗。J・J・レディック(32歳)が5本の3点シュートなどで20得点、ベンチから出たセンターのマーリース・スペイツ(29歳)も23得点、10リバウンドを稼ぎ、第3Q終了時点で21点差をつけた。ただし司令塔のクリス・ポール(31歳)は第2Qに左手の親指を負傷。14分出場しただけで、試合には復帰しなかった。

 サンダーは25勝18敗。前日のキングス戦で今季20回目のトリプルダブルを達成したラッセル・ウエストブルック(28歳)は29分の出場で24得点、5リバウンド、4アシストに終わった。

 <その他の結果>

 ウィザーズ(21勝19敗)120―101トレイルブレイザーズ(18勝25敗)、ジャズ(27勝16敗)106―101サンズ(13勝28敗)、76ers(13勝26敗)113―104バックス(20勝20敗)、ペイサーズ(21勝19敗)98―95ペリカンズ(16勝26敗)、ナゲッツ(16勝23敗)125―112マジック(17勝26敗) 

 <17日のテレビ中継>

ブルズ ―マーベリクス

WOWOWプライム 10時〜

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