小平6位浮上!“新相棒”ロフト寝かせた1Wでショット好調

[ 2017年1月15日 05:30 ]

米男子ゴルフツアーソニー・オープン第2日 ( 2017年1月13日    米ハワイ州ホノルル・ワイアラエCC=7044ヤード、パー70 )

第2ラウンド、18番でティーショットを放つ小平智。通算9アンダーで6位
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 12位でスタートした小平智(27=Admiral)が4バーディー、ボギーなしの66で回り、通算9アンダーで6位に浮上した。松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、1ボギーの67で7アンダーとし、24位と順位を落とした。13位に浮上した谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)を含め、日本勢3人が決勝ラウンドに進んだ。

 小平が得意のショットを生かし、6位に浮上した。パーオン率88・89%は全体3位。「去年より落ち着いてプレーできている。ノーボギーでくると気分が違う」と満足げに振り返った。「難しいイメージがある」と語る10番からスタート。「ノーボギーで回れていることをプラスに考えていた」と最初の8ホールを全てパーでしのぎ18番をバーディーで折り返した。後半はパットもさえて2番で7メートル、5番で4メートル、パー5の9番は2オンで9メートルにつけてバーディーを奪った。

 心強い“新相棒”の存在を明かした。今週から1Wのロフト角を10・2度から10・8度に変更。「昨年は球が上がらなくて悩んでいたので、ちょっとロフトを寝かせた。全然違和感はない」。ワイアラエCCは狭い上に地面が硬く、球が転がりやすいためフェアウエーを捉えるのが難しい。高弾道が打てる新1Wのおかげで2日間のフェアウエーキープ率は64・29%で全体の16位。「フェアウエーから(第2打を)打つことが大事。ピンも狙いやすくて良かった」と好調の要因を明かした。

 同じ過ちは繰り返さない。2度目の出場の今年は「リラックスして(大会に)入れた」という。かねて強い海外志向を持つだけに、昨年は「米ツアーに行きたい、という気持ちが前に出すぎていた」と反省。今年は昨年より3日早い、大会1週間前にハワイ入り。余裕を持って大会に備えた。「ショットの打ち込みを中心に調整し、体調も万全。気持ちに余裕が生まれた」と笑みを浮かべた。

 初出場だった昨年は36位で予選突破も第3日に74と崩れ、最終日を前にコースを去った。前回の雪辱と、さらなる上位浮上を目指して臨む勝負の第3日。「今までやってきたことを変えずに落ち着いて回りたい」と普段通りプレーする構えだ。

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2017年1月15日のニュース