錦織 死の組突破へ「一戦必勝」4回戦で早くもフェデラーと対戦も

[ 2017年1月15日 05:30 ]

練習で、全豪OP本番に余念のない錦織
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 死のグループ突破へ一戦必勝で挑む。男子テニス世界ランキング5位の錦織圭(27=日清食品)は14日、全豪オープン(16日開幕)が行われるメルボルンの会場で会見。「一戦一戦戦って、まずはセカンドウイーク(準々決勝以降)に進みたい」と力を込めた。

 4回戦で対戦する可能性があるフェデラー戦についても「まだあまり(先のことは)考えられない。1回戦からタフなので徐々に考えたい」と目の前の試合に気持ちを向けた。16日の1回戦で対戦するクズネツォフ(ロシア)には、初対戦で途中棄権した以外は2連勝。ただし昨年の全仏では強打の応酬で打ち負け、ラリーのテンポを緩めることでしのぎ勝った。真っ向勝負では力負けしたとあって、試合後は「男としてはなかなかつらい判断だった」と語っていた。“男”をくじけさせられた相手だけに「この速いコートでガンガン打ってくる。戦いやすくはない」と警戒を緩めなかった。

 この日はチリッチらを相手に練習を行い、前哨戦で痛めた左臀部(でんぶ)には不安は感じさせなかった。「気持ちは自然と高まってきている」と4大大会初制覇を目指して集中力も増してきた。

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