渡部暁斗 表彰台ならず 後半距離で失速「力が残っていなかった」

[ 2017年1月9日 05:30 ]

W杯複合個人第8戦 ( 2017年1月8日 )

ノルディックスキーのW杯複合個人第8戦で滑走する渡部暁斗(中央)。4位に終わった
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 ノルディックスキーのW杯複合は8日に個人第8戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)は4位で、今季2度目の表彰台を逃した。前半飛躍(ヒルサイズ=HS130メートル)で126メートルの134・6点で3位につけたが、トップと10秒差で出た後半距離(10キロ)で順位を下げた。

 ファビアン・リースル(ドイツ)が昨年2月以来の通算4勝目を挙げた。永井秀昭(岐阜日野自動車)が11位。渡部善斗(北野建設)は20位、渡部剛弘(ガリウム)は22位、加藤大平(サッポロノルディックク)は30位、清水亜久里(ユーグレナ)は34位、山元豪(早大)は41位だった。

 渡部暁は3位からスタートした後半距離で失速して4位。「前の集団に追い付くまでは予定通りだったが、スピードを上げようとする時に力が残っていなかった」と、あと一歩で表彰台だっただけに悔やんだ。それでもエースの意地は見せた。

 7日の第7戦では横風や低いスタート位置の影響があって失敗したが、引きずらずに結果を出した。約1カ月半後に開幕する世界選手権の舞台であるラハティで浮上のきっかけをつかんだ。

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2017年1月9日のニュース