ロケッツ8連勝 40得点のハーデン、今季10回目トリプルダブル

[ 2017年1月9日 16:01 ]

ラプターズ戦で今季10回目のトリプルダブルを達成したロケッツのハーデン=中央(AP)
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 NBAは8日に各地で9試合を行い、ロケッツは敵地トロントでラプターズを129―122(前半61―63)で下し、8連勝で30勝9敗。西地区サウスウエスト首位のスパーズに1ゲーム差まで肉薄してきた。

 ジェームズ・ハーデン(27歳)は40得点、10リバウンド、11アシストで今季10回目のトリプルダブルを達成。ターンオーバーも1人で10回を数えたが、それでもチームのオフェンスをきっちり支えた。

 ターンオーバーが公式記録となったのは1977シーズンからだが、40得点以上でトリプルダブルをマークしたケースで、ターンオーバーも2ケタを数えたのはハーデンが初めて。この日は“珍記録”を樹立する一戦にもなった。

 なおロケッツは3点シュートを11本(試投38本)成功。リーグ記録になっている2ケタ成功の連続記録は28試合に伸びた。

 ラプターズはデマー・デローザン(27歳)が36得点、ディマーレ・キャロル(30歳)が自己最多に並ぶ26得点を挙げて対抗したが敗北。24勝13敗となって東地区全体首位、キャバリアーズとのゲーム差は4・5に広がった。

 そのキャバリアーズは敵地フェニックスでサンズを120―116(前半69―53)で退けて28勝8敗。後半に追い上げられてひやりとする場面もあったが逃げ切った。レブロン・ジェームズ(32歳)は28得点中12得点を第4Qに集中。カイリー・アービング(24歳)は27得点、ケビン・ラブ(28歳)は25得点をマークした。

 サンズは12勝26敗。第1Qで12―26とされながら猛追したがあと一歩及ばず敗れた。

 雪で1日延期となったポートランドでの一戦は再延長にもつれこむ大激戦。ピストンズが地元のトレイルブレイザーズに125―124(前半53―56、延長8―8、再延長11―10)で競り勝って18勝21敗とした。レジー・ジャクソン(26歳)が31得点を挙げてチームを引っ張り、アンドレ・ドラモンド(23歳)も28得点と14リバウンドをマーク。122―124で迎えた再延長の残り9・4秒にはケンタビアス・コールドウェルポープ(23歳)が起死回生の3点シュートを決めて試合をひっくり返した。

 トレイルブレイザーズは16勝23敗。C・J・マッカラム(25歳)が35得点を稼いだが、接戦をものにできなかった。

 ウォリアーズは敵地サクラメントでキングスに117―106(前半51―58)で勝って32勝6敗。ステファン・カリー(28歳)が5本の3点シュートなどで30得点、ケビン・デュラント(28歳)も28得点、7リバウンド、6アシストを記録して試合を優位に進めた。

 ウォリアーズは6日のグリズリーズ戦で延長の末に敗れたが、黒星のあとの試合では通算17連勝。これで124試合連続で連敗なしとなった。

 キングスは15勝22敗。ルディー・ゲイ(30歳)が23得点をマークしたが、チームは3連敗となった。

 <その他の結果>

76ers(10勝25敗)105―95ネッツ(8勝28敗)、ウィザーズ(18勝18敗)107―101バックス(18勝18敗)、クリッパーズ(26勝14敗)98―86ヒート(11勝28敗)、グリズリーズ(24勝16敗)88―79ジャズ(23勝16敗)、レイカーズ(15勝26敗)111―95マジック(16勝23敗)

 <10日のテレビ中継>

ブルズ ― サンダーWOWOWライブ 10時〜

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