東海大 帝京のV8阻止へ 負傷の磯部が強行出場

[ 2017年1月9日 05:30 ]

ラグビーの全国大学選手権決勝を翌日に控え、右耳を保護した状態で練習を行った東海大のフランカー磯辺裕太主将
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 初優勝へ強行先発だ。9日に行われるラグビー全国大学選手権決勝(秩父宮)を控え、7連覇中の帝京大に挑む東海大が8日、神奈川県平塚市の湘南キャンパス内グラウンドで最終調整を行った。2日の準決勝・同大戦で右耳に裂傷を負ったフランカー磯辺裕太主将(4年)も、1時間の練習で影響を感じさせない動きを披露。「楽しみです。全部員166人の代表として戦う」と決意表明した。

 主将としての一年は苦難の連続だった。4〜7月の4カ月間は木村季由監督がオーストラリア留学で不在。苦労して166人を束ねた。秋のシーズンに入ってからは右膝捻挫により、11月下旬の流通経大戦以降の試合を欠場。「歯がゆかった」という時期を乗り越えて復帰したのが2日の準決勝だっただけに「(耳の)前側が切れて、病院へ直行して縫った」という大ケガを負っても、決勝戦を欠場する選択肢はなかった。

 同じく決勝で帝京大に17―27で敗れた昨年度よりも「セットプレーと、FWとバックスの連動は上」と自信。「打倒帝京」を成就し、史上10校目の大学日本一をつかむ。

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2017年1月9日のニュース