白鵬、天覧相撲で無傷5連勝 自画自賛の正代2秒4斬り

[ 2017年1月9日 05:30 ]

大相撲初場所初日 ( 2017年1月8日    両国国技館 )

<大相撲初場所・初日>正代(手前)を引き落としで敗る白鵬
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 白鵬は昨年5月の夏場所以来、通算2度目となる正代との対戦。「勢いのある新関脇。しっかり当たっていこうと思った」。前回は強烈な右で顔を張り、わずか2秒7で沈めた。

 張り手に対する新関脇の恐怖心を察してか、かち上げのフェイントをかますと、まんまと体を起こした相手の懐に飛び込み土俵際へ追い込んだ。反撃に転じる相手のパワーを利用し、腰をくの字に曲げて引き落とした。正代コールに沸いた場内を2秒4で消沈させ「体の反応がいいのかな。立ち合いで圧倒していい相撲が取れた」と自画自賛した。

 これで魁皇の持つ史上1位の通算1047勝まで残り38勝。天覧相撲の連勝を5に伸ばし、支度部屋に引き揚げる際に両陛下の席を見上げた。そして、正代へ「一番一番やっているうちに伸びてくる」と言葉を贈る余裕ぶり。4場所ぶり優勝へ強い横綱が戻ってきた。

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2017年1月9日のニュース