早大、笑顔の総合3位 区間賞ゼロも総合力で6年ぶりトップ3

[ 2017年1月3日 14:40 ]

第93回箱根駅伝復路 ( 2017年1月3日 )

3位でゴールをする早大・清水
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 逆転優勝を目指しトップと33秒差の2位で復路をスタートした早大だったが、9区で東洋大に逆転を許して総合3位でフィニッシュ。それでも6年ぶりのトップ3入りを果たし、箱根初出場で10区を任された清水歓太(2年)はとびきりの笑顔でゴールに飛び込んだ。

 箱根初出場の6区・石田康幸(3年)は終盤にペースを落としてトップとの差は2分8秒に広がったが、続く7区では青学大が後半に失速したこともあり、井戸浩貴(4年)が区間3位の走りで1分21秒差に縮めて8区の太田智樹(1年)にたすきをつないだ。しかし太田が、区間記録ペースの快走を披露した青学大・下田裕太(3年)に差を5分32秒に広げられると、9区・光延誠(3年)は3位東洋大に17・5キロ過ぎで逆転を許す苦しい展開。10区の清水も順位を上げることはできず、総合優勝の青学大とは7分21秒差、2位東洋大とは55秒差の3位となった。

 第87回大会で総合優勝を果たして以来、その後は4位、5位、4位、5位、4位とトップ3の壁を破れずにいた早大。昨年の全日本大学駅伝2位に続いて、今大会は区間賞ゼロながらも総合力で上位に食い込み、覇権奪回へ大きな足がかりとなった。

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2017年1月3日のニュース