【復路展望】今年は“復路の青学” 独走の可能性十分だが…

[ 2017年1月3日 06:15 ]

第93回箱根駅伝・復路 ( 2017年1月3日 )

神奈川大・越川(左)を追い抜く青学大・秋山
Photo By 代表撮影

 今年の青学大は往路よりも復路の方が強い。6区の小野田勇次(2年)は昨年の区間2位で田村、下田が補欠から当日のメンバー変更で投入される見込み。原監督はトップから2分以内で往路を終えれば逆転可能としていたが、往路を制し2位・早大とは33秒差。「6区で差を1分以上に拡大し、7〜10区は楽に走らせたい」と指揮官は話しており、山下りを乗り切れば独走する可能性が高い。早大は昨年9区区間賞の井戸浩貴(4年)を補欠に回している。復路で起用する方針だが、6区で青学大に食らいつかないと道は開けない。

 1区から記録が伸びず、全体的にタイム差がつかなかった。シード権となる10位の日大から16位の山梨学院大まで、2分1秒に7チームがひしめく。シード権争いにも注目だ。

 ≪08年駒大は1分14秒差を逆転≫過去5年に限れば往路優勝チームの総合V確率は100%。最近の復路での逆転劇は2例ある。11年の早大は往路首位の東洋大に27秒差の2位から復路で逆転し優勝。08年の駒大は往路Vの早大と1分14秒差の2位からレースをひっくり返している。

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