青学大 3年連続総合優勝!史上初、箱根V3&大学駅伝3冠達成

[ 2017年1月3日 12:38 ]

第93回箱根駅伝復路 ( 2017年1月3日 )

シーズン3冠と箱根3連覇を指で表してゴールする青学大・安藤悠哉
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 第93回東京箱根間往復大学駅伝は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、107・5キロに20校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが参加して行われ、往路優勝の青学大が5時間30分25秒で復路も制し、11時間4分10秒で3年連続の総合優勝を果たした。3年連続総合優勝は史上6校目、大学駅伝3冠は史上4校目。箱根3連覇と大学駅伝3冠の同時達成は史上初の快挙となった。

 2位早大と33秒差でスタートした復路。山下りの6区で小野田勇次(2年)が快走し、早大との差を一気に2分8秒に広げた。7区の田村和希(3年)は15キロ過ぎから突如ペースダウンも、トップを死守して8区の下田裕太(3年)にたすきリレー。下田は昨年と同タイムの1時間4分21秒を記録し、2年連続の区間賞を獲得。早大との差を1分21秒から5分32秒にまで広げた。9区は池田生成(4年)が安定した走りを披露。後続との差をさらに広げ、たすきは10区の安藤悠哉(4年)に。安藤も危なげない走りで23・0キロを駆け抜け、歓喜のゴールに飛び込んだ。

 原晋監督(49)の掲げる“大作戦”が、もはや風物詩となった青学大。2015年は「ワクワク大作戦」、16年は「ハッピー大作戦」で総合優勝。今年は「サンキュー大作戦」を掲げて箱根3連覇の偉業に挑んでいた。

 往路4位だった東洋大が7分21秒差の総合2位でフィニッシュ。往路で青学大と33秒差の2位だった早大は、後半に失速して総合3位だった。

 4位順大、5位神奈川大、6位中央学院大の順でフィニッシュ。往路13位だった日体大が復路で追い上げ総合7位に入った。8位法大、9位駒大と続き、10位の東海大までがシード権を獲得した。

 ▼箱根3連覇と大学駅伝3冠 箱根の3連覇以上は中大の6連覇(59〜64年)、日体大の5連覇(69〜73年)、日大(35〜38年)、順大(86〜89年)、駒大(02〜05年)の4連覇がある。出雲、全日本、箱根を同一年度に優勝する大学駅伝3冠は90年度の大東大、00年度の順大、10年度の早大が達成。青学大は史上6校目の箱根3連覇と、史上4校目の3冠。同時達成は史上初の快挙。

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