稀勢 年末年始無休で綱トリ年に!稽古始め三番稽古で12戦全勝

[ 2017年1月3日 05:30 ]

 大相撲の大関・稀勢の里(30)が初場所(8日初日、両国国技館)に向けて順調な調整を続けている。稽古始めの2日は東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で小結・高安と三番稽古を行い、12戦全勝。左四つからまわしを引きつけての寄りには力強さがあり「動きはいいと思う。悪いところはない。筋肉もだいぶいい状態」と納得の仕上がりだ。年末年始は各部屋とも休みを取るため調整が難しくなるが「それを見据えてやっている」と稽古が休みだった12月30日から3日間も体を動かすなど、実質休みなしで稼働した。

 「達人は年を取ってから達人になる。体の使い方もあるし、力だけじゃない。精神があってこそ体がある」。ここまで期待されながら優勝を逃してきたが、17年の稀勢の里は心身ともに磨き、賜杯と綱獲りに向かう。

続きを表示

2017年1月3日のニュース