【箱根駅伝1区】東洋大・服部がトップでたすきつなぐ 8秒に6校がひしめき合う激戦

[ 2017年1月2日 07:44 ]

第93回箱根駅伝往路 ( 2017年1月2日 )

 第93回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町の読売新聞社前をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われる。1区(東京・大手町〜神奈川・鶴見中継所)は21・3キロ。ラスト1キロでスパートした東洋大・服部弾馬(4年)が、粘る東海大・鬼塚翔太(1年)らを振り切って、トップで2区へたすきをつなげた。トップから8秒以内に6校がひしめき合う激戦となった。

 1区には全日本大学駅伝1区で区間賞の東洋大・服部、同2位の早大・武田凜太郎(4年)、出雲駅伝区間2位の東海大・鬼塚らがエントリー。3連覇に挑む青学大は梶谷瑠哉(2年)で臨んだ。

 スタート直後はスローペースで進んだが、4・7キロ付近で服部が一気にペースアップ。しかし、日大・石川颯真(4年)らが離されまいと食らいつく。7キロ付近で再び20人ほどの集団となった。

 服部は11キロ過ぎで先頭を譲り集団の中へ。18人で形成された先頭集団はお互いをけん制し合いながら疾走。16キロを過ぎて徐々に遅れる選手が現れ、集団がばらけ始めた。残り2キロの時点でもまだ9人の集団。ラスト1キロを切って服部がスパート、粘る東海大・鬼塚翔太(1年)らを振り切って、たすきをトップでつないだ。

 ▼東洋大・服部の話 ラストスパート合戦で得意な展開だった。区間賞は獲れると思っていた。序盤が遅すぎたので5キロ地点で仕掛けたが、切ることができなかった。六郷橋で仕掛けようと思ったが、まわりの選手を見て最後1キロで仕掛けた。4年間監督を信じて来られたのでよかった。

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2017年1月2日のニュース