セルティクス トーマス自己最多52得点、1クオーター得点でもチーム新

[ 2016年12月31日 16:44 ]

自己最多の52得点をマークしたセルティクスのトーマス(4)=AP
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 NBAは30日に各地で10試合を行い、セルティクスのガードで1メートル75の小兵、アイゼイア・トーマス(27歳)が地元ボストンでのヒート戦で52得点をたたき出す大活躍。今月20日のグリズリーズ戦でマークしていた自己最多得点記録(44)をわずか10日でさらに更新した。

 トーマスは37分の出場でフィールドゴール(FG)を26本放って15本成功。3点シュートは13本中9本決め、フリースローは13本全部成功させた。圧巻だったのは第4Q。チームの36点中29点を1人で稼ぎ、チームを勝利に導いた。ガードにもかかわらずアシストは0だったが、1クオーター(12分)での29得点はラリー・バードら2人が保持していたチーム記録(24得点)を更新する素晴らしいパフォーマンスだった。

 セルティクスは117―114(前半52―48)で競り勝って20勝14敗。トーマスの今季平均得点は27・7となり、ラプターズのデマー・デローザン(27歳=27・4)を抜いてリーグ5位に浮上した。

 ガードのゴラン・ドラギッチ(30歳)が腰痛で欠場したヒートは10勝24敗。ジェームズ・ジョンソン(29歳)が22得点を挙げたが、チームは4連敗を喫した。

 ロケッツは地元ヒューストンでクリッパーズに140―116(前半74―57)で大勝して25勝9敗。ジェームズ・ハーデン(27歳)が30得点、13リバウンド、10アシストで今季7回目のトリプルダブルを達成した。

 クリッパーズは5連敗で22勝13敗。クリス・ポール(31歳)は左太腿を痛めて欠場し、代役のオースティン・リバース(24歳)と父親でもあるドック・リバース監督(55歳)は、第2Qに審判との接触を巡ってともに退場処分を命じられた。

 ウォリアーズは地元オークランドでマーベリクスを109―99(前半59―48)で下して29勝5敗。ここ10戦で9勝目を飾った。ケビン・デュラント(28歳)は19得点、11リバウンド、10アシストで今季初のトリプルダブルをマーク。クレイ・トンプソン(26歳)は5本の3点シュートなどで29得点を記録した。

 マーベリクスは10勝24敗。昨季までウォリアーズに在籍していたハリソン・バーンズ(24歳)が25得点を稼いだが、ここ4戦で3敗となった。

 <その他の結果>

ペイサーズ111―101ブルズ、ウィザーズ118―95ネッツ、ペリカンズ104―92ニックス、ティンバーウルブス116―99バックス、ホークス105―98ピストンズ、スパーズ110―94トレイルブレイザーズ、76ers124―122ナゲッツ

 <各地区順位>

 ▼東地区アトランティック=(1)ラプターズ(22勝10敗)(2)セルティクス(20勝14敗)(3)ニックス(16勝16敗)(4)76ers(8勝24敗)(5)ネッツ(8勝24敗)

 ▼同サウスイースト=(1)ホーネッツ(19勝14敗)(2)ホークス(17勝16敗)(3)ウィザーズ(16勝16敗)(4)マジック(15勝19敗)(5)ヒート(10勝24敗)

 ▼同セントラル=(1)キャバリアーズ(24勝7敗)(2)ブルズ(16勝17敗)(3)バックス(15勝16敗)(4)ペイサーズ(16勝18敗)(5)ピストンズ(15勝20敗)

 ▼西地区サウスウエスト=(1)スパーズ(27勝6敗)(2)ロケッツ(25勝9敗)(3)グリズリーズ(21勝14敗)(4)ペリカンズ(14勝21敗)(5)マーベリクス(10勝24敗)

 ▼同ノースウエスト=(1)ジャズ(20勝13敗)(2)サンダー(20勝13敗)(3)ナゲッツ(14勝19敗)(4)トレイルブレイザーズ(14勝21敗)(5)ティンバーウルブス(11勝22敗)

 ▼同パシフィック=(1)ウォリアーズ(29勝5敗)(2)クリッパーズ(22勝13敗)(3)キングス(14勝18敗)(4)レイカーズ(12勝24敗)(5)サンズ(10勝23敗)

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