宮原“自己新”貫禄首位発進 過酷3連戦もジャンプ全て成功

[ 2016年12月25日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第3日 ( 2016年12月24日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<フィギュア全日本選手権>SP首位発進の宮原
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 2連覇中の宮原は貫禄の首位発進だ。練習では低調で不安のあったルッツ−トーループの連続3回転ジャンプ。事前に浜田コーチから「ひと呼吸ためて跳ぶように」とのアドバイスをもらうと、忠告通りにルッツを下りた後に間を取った。トーループも奇麗に決めて「うまくいって落ち着いた」。3つのジャンプを全て成功させ、スピンやステップも取りこぼしなし。2週前のGPファイナルで出した74・64点を上回る“自己ベスト”の76・49点をマークし、「いいショートができたので、今日はうれしいです」と言ってはにかんだ。

 NHK杯、GPファイナル(フランス)、そして今大会と1週おきに続く過酷な3連戦。同じスケジュールの男子の羽生結弦はインフルエンザで欠場となったが、女子のエースは元気いっぱいだ。2年連続2位となったGPファイナルから帰国後は疲労を抜くため、丸1日オフを取ったが「寝られるだけ寝てようと思っていたけれど、9時には起きてました」。抜群の安定感で既にベテランの風格もあるが、まだまだ18歳の体は若い。

 今大会には友人や学校の先生らが多数応援に駆けつけ、力をもらっている。地元の大阪での3連覇達成に向け、「今季一番いいフリーができるように思い切り滑りたい」と力強く語った。

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