元ハードル日本女王・寺田 セブンズ日本代表入り志願

[ 2016年12月24日 07:37 ]

7人制ラグビー女子日本代表のトライアウトで40メートル走を行う元陸上100メートル障害の寺田明日香
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 ハードル界の元女王が7人制ラグビーでTOKYOを目指す!日本ラグビー協会は23日、埼玉県熊谷市で女子7人制日本代表のトライアウトを実施し、陸上の日本選手権100メートル障害で08〜10年に3連覇した寺田明日香(26)が参加した。40メートル走、立ち幅跳びなど4種目でいずれも高い数値を叩き出した寺田は「ブランクがあるので100%ではないが、現時点のベストは出せた」と手応えを語った。

 陸上では五輪出場を果たせないまま13年に引退。この時、旧知の仲だったリオ五輪代表の桑井亜乃から転向を誘われたが断った。結婚、出産を経て8月のリオ五輪で日本が10位に惨敗したのを目にし「私の足の速さで貢献できると思った」と一念発起し、9月から東京フェニックスで競技を開始。合格すれば来年1月の合宿に招集される見込みで「メダルを目指すチームの一員になりたい」と目を輝かせた。

 ◆寺田 明日香(てらだ・あすか)1990年(平2)1月14日、北海道札幌市生まれの26歳。小学時代から陸上で名をはせ、恵庭北高時代は100メートル障害で全国高校総体3連覇。日本選手権でも同種目で08〜10年に3連覇。09年のベルリン世界選手権に出場。13年6月に引退、結婚と出産を経て今年9月にラグビーを始めた。100メートルの自己ベストは11秒71。1メートル67、54キロ。現在の姓は佐藤。

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