真央 4年ぶり日本一へ大技解禁だ!公式練習で3回転半2度成功

[ 2016年12月24日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2016年12月23日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

公式練習に臨む浅田真央
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 大技解禁が見えた。24日に女子SPに臨む浅田真央(26=中京大)は23日、本番会場で公式練習に参加。前日(22日)は4度挑戦して成功がなかったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に4度挑み、2度クリーンに決めた。

 左膝痛による調整不足から今季3戦は封印してきたが、22日の練習後には「あす(23日)、あさって(24日)の練習で1回でも跳べたら入れたい」と話しており、自身が設定したハードルを越えた。

 9位に終わったフランス杯から帰国後、約1週間の休養を取って左膝を休めた後、全日本に向けて患部周辺を補強するトレーニングを行ってきた。指導する佐藤信夫コーチ(74)はトリプルアクセルへの挑戦について、「そんなに甘くないですよ」と慎重なコメントを残す一方、「夢と希望を持って、と思っています」とした。浅田にとっての「夢」と「希望」は、思い入れの強い大技であることは明白だ。

 公式練習後は会場内のトレーニングルームに1時間以上こもって、コンディションを整えた。フランス杯では「自信が失われた」と涙を浮かべた浅田だが、今はもう前を向いている。来春の世界選手権の代表が懸かる大一番を前に、「ここにきて本人の気持ちがグッと上がってきた」と佐藤コーチ。心技体がそろった時、浅田が4年ぶりに日本一に返り咲く。

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