松山“足かせ”消えた 年間5試合の出場義務試合数を撤廃

[ 2016年12月17日 05:30 ]

ゴルフ・松山英樹
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 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は16日に都内で会見を開き、トーナメント規定を改定し、国内ツアーの複数年シードを保持する米ツアー、欧州ツアーのメンバーに課されていた年間5試合の出場義務試合数を撤廃すると発表した。松山英樹(24=LEXUS)がツアーメンバー登録を固辞する“足かせ”だったルールが消滅した。

 複数年シード保持者の義務試合数が3試合から5試合に増えたのは14年3月。13年に国内ツアーで賞金王になり5年シードを獲得した松山が米ツアーに本格参戦したタイミングでルールが変更された。14年は米ツアーを優先し義務試合数を満たせなかった松山は罰金などの制裁を受け翌15年以降は国内ツアーのメンバー登録を見送っている。

 今回の改定により、複数年シードを保持する米欧ツアーのメンバーはJGTOの承認を受ければ出場義務試合数は免除(翌年に賞金シードによる出場資格を行使する場合は年間3試合)される。

 松山は義務試合数が撤廃されればツアーメンバー登録を行う意向を示していた。窓口となっている東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督は「文書が届いてから検討することになる」とだけ話した。

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