羽生 史上初4連覇!フリーでミスも「結果についてはすごくうれしい」

[ 2016年12月11日 06:51 ]

4連覇を達成、表彰台に飛び乗り1番ポーズの羽生
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは10日(日本時間11日)、フランス・マルセイユで行われ、男子フリーでは羽生結弦(22=ANA)がフリー187・37点、総合293・90点で男女を通じて史上初となる4連覇を達成。フリーについては「反省点だらけです」としながらも「トータルで考えれば、SPは良かったし、4連覇という目標も達成できた。これからはSP、フリーともにいい演技をする練習をしていく」と喜びを口にした。

 フリーでは冒頭の2つの4回転ジャンプは着氷したものの、NHK杯でも転倒した後半の4回転サルコーで転倒し連続ジャンプにできす。また終盤には抜けて1回転になるジャンプもあり、得点を伸ばせなかった。

 フリーでは3位の得点に、演技後はがっくりした表情も見せ「演技自体にはやっぱり満足しきれない。フリー3位は非常に悔しい」と語った羽生だが「結果についてはすごくうれしいと思う。ショートとフリーの合計がフィギュアスケートなので。かなりの課題が見つかったし、五輪ではないですけれど、ぜいたくな体験をさせていただいた」と語った。

 その言葉の通り、合計では2位のネーサン(17=米国)に10点以上の差をつけて堂々の4連覇。男子で4度の優勝は、憧れの“皇帝”プルシェンコ以来2人目。女子を含めてもイリーナ・スルツカヤ(ロシア)、浅田真央(中京大)に並ぶ最多となった。

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