羽生 史上初4連覇達成!宇野も3位で2大会連続の表彰台

[ 2016年12月11日 05:20 ]

懸命にフリーの演技をする羽生(AP)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは10日(日本時間11日)、フランス・マルセイユで行われ、男子フリーでは羽生結弦(22=ANA)がフリー187・37点、総合293・90点で男女を通じて史上初となる4連覇を達成した。4勝もエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、イリーナ・スルツカヤ(ロシア)、浅田真央(中京大)に並ぶ最多。

 羽生は、冒頭の2つの4回転ジャンプは着氷したものの、NHK杯でも転倒した後半の4回転サルコーで転倒し連続ジャンプにできす。また終盤には抜けて1回転になるジャンプもあり、得点を伸ばせなかった。フリーでは3位の得点に、演技後はがっくりした表情も見せていたが首位だったショートプログラムでのリードを生かし、2位に10点以上の差をつけて逃げ切った。

 宇野昌磨(18=中京大)は自己ベストの195・69点をマークし、総合282・51点で3位となり、2大会連続の表彰台。SPでは時差ボケのため動きにキレがなかったが、フリー前の公式練習では復調。細かいミスはあったものの、演技後には笑顔も見られた。

 SPでは5位と出遅れたネーサン・チェン(17=米国)は、4回転ジャンプを4本組み入れるプログラムですべて着氷。自己ベストを大幅に更新する197・55点で、総合でも自己ベストの282・85点をマークし2位に食い込んだ。

 SP3位の世界選手権2連覇中のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)が177.01点、合計268・77点で4位。SP2位のパトリック・チャン(25=カナダ)が166.99点、合計266・75点で5位、アダム・リッポン(27=米国)は149・17点、合計233・10点で6位だった。

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