沙羅 W杯開幕3連勝ならず3位 2回目失速「運をいかに引き寄せるかが勝負」

[ 2016年12月10日 22:46 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第3戦 ( 2016年12月10日    ロシア・ニジニタギル=HS100メートル、K点90メートル )

高梨沙羅
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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)女子ジャンプは10日、ロシアのニジニタギルで個人第3戦(ヒルサイズ=HS100メートル、K点90メートル)が行われ、2季連続4度目の個人総合優勝を狙う高梨沙羅(20=クラレ)は1回目にジャンプ台記録となる102メートルで首位に立ったものの、2回目に86メートルと失速し、合計218・3点で3位に終わり、開幕3連勝はならなかった。

 高梨は1回目に、昨年自らマークしたジャンプ台記録の99メートルを大きく超える102メートルの大ジャンプ。ただ一人の100メートル超えでトップに立った。しかし、2回目に風でバランスを崩して86メートルと失速し、開幕3連勝はならなかった。優勝は229・6点のルンビー(ノルウェー)だった。

 高梨は「本番2本はこのジャンプ台の感覚に合わせて飛ぶことができた。きょうは風と雪のコンディションで難しい条件の中だったんですけど、屋外競技なのでその辺は仕方ない。その状況で運をいかに引き寄せるかが勝負にかかわってくるんで」とサバサバした表情で振り返った。

 開幕3連勝ならW杯通算47勝目でジャンプの男女を通じて鳥人の異名を取った歴代2位のマッチ・ニッカネン(フィンランド)を抜いて歴代単独2位だったが、次戦以降に持ち越しとなった。

 開幕2戦連続2位の伊藤有希(22=土屋ホーム)は214・2点で4位、勢藤優花(19=北海道メディカルスポーツ専門学校)は200・4点で10位だった。

 

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2016年12月10日のニュース