ラグビー女子代表を発表 9日開幕W杯予選へ斎藤主将「必ず決める」

[ 2016年12月8日 20:13 ]

17年ラグビー女子W杯アジア・オセアニア地区予選のメンバー発表会見で、出場権獲得を力強く宣言した有水剛志ヘッドコーチと斎藤聖奈主将
Photo By スポニチ

 アウェーの洗礼を吹き飛ばし、男子やセブンズに続く!日本ラグビー協会は、17年8月にアイルランドで開催される女子15人制W杯のアジア・オセアニア地区予選(9日開幕、香港)に出場する日本代表メンバーを発表し、リオデジャネイロ五輪7人制代表6人を含む28人が選ばれた。

 昨年のW杯で3勝1敗と大躍進した男子は第1回から8大会連続で出場しているが、女子は最近3大会連続で出場を逃しており、02年スペイン大会以来の出場が懸かる。合宿を行っていた神奈川県厚木市内のホテルで会見に臨んだ有水剛志ヘッドコーチは「ブレークダウン(密集での攻防)で世界に通用する28人を選んだ」と述べ、主将に指名された斎藤聖奈(パールズ)は「過去3回は出場を逃している。今まで引っ張ってきた先輩や未来の選手のために、必ずW杯を決めたい」と話した。

 大会は香港、フィジーと日本の3カ国が総当たりし、上位2カ国に出場権が与えられる。香港には今春のアジア選手権で2試合戦い、39―3、30―3といずれもノートライに抑えて圧勝しているが、有水ヘッドコーチは「香港はホームになるので力関係以上のものが出てくる」と警戒する。メンバーも春の対戦当時は不在だった7人制代表メンバーが加わる見込みで、主力の1人である鈴木実沙紀(東京フェニックス)も「手強くなると思います」と話した。

 さらに香港代表には2試合の間に中7日が与えられるのに対し、日本とフィジーはそれぞれ中3日で2試合をこなす過酷な日程。15年のアジア選手権での対戦では、相手ホームでシンビン(一時的退場)3人を出す“香港の笛”にも苦しめられており、鈴木は「ジャッジが偏っていたわけではないが、何が起きてもおかしくない。しっかり対応していくことが大事になる」と語った。

 代表メンバーは、9日に香港入り。13日にフィジーと、17日に香港と対戦する。

続きを表示

2016年12月8日のニュース