マカロン王子・樋口黎 試合着で“変身” 隠れた強みは「適応力」

[ 2016年11月29日 11:45 ]

加藤綾子と対談する樋口黎(左)
Photo By スポニチ

 【カトパン突撃 取材後記】あどけない少年のような笑顔が印象的。取材後、一緒にマカロンを食べながら「このピスタチオ味、凄いおいしい!」と盛り上がった様子は完全に“女子会”でした。

 走るのも球技も水泳も苦手。それがレスリングの試合着に身を包んだ途端、筋骨隆々の世界の猛者を次々となぎ倒すのです。甘党でゲーム好きの普通の大学生がスイッチが入ったかのように“変身”する姿は世界のヒーロー、スパイダーマンのようです。

 人柄も優しく穏やか。極度の偏食と負けず嫌いの頑固さの一方で、いろんなものを受け入れようとする柔軟性も感じました。減量失敗の苦い経験から栄養学を勉強し、リオ五輪での活躍につなげた適応力は樋口選手の“隠れた強み”ではないでしょうか。

 「ただ、甘いだけじゃダメなんです」。大好きなスイーツへの持論はご自身の強さ、魅力にも通じていると思います。(加藤 綾子)

続きを表示

この記事のフォト

2016年11月29日のニュース