46歳レジェンド レバンガ折茂 日本人初「9000得点」

[ 2016年11月29日 05:30 ]

Bリーグ第10節第3日 ( 2016年11月28日 )

<北海道・千葉>第1Q、9000得点達成のシュートを放つ北海道・折茂
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 バスケ界の「レジェンド」がまた一つ伝説をつくった。1部東地区のレバンガ北海道は同地区の千葉と対戦。G折茂武彦(46)が日本人選手(日本国籍取得選手は除く)としては初となる通算9000得点を達成した。あと4得点に迫っていた折茂は、第1Qに3Pシュートを沈めてついに大台に到達。試合には62―84で敗れたが、リーグ最年長プレーヤーが金字塔を打ち立てた。

 ついにその瞬間がやって来た。第1Q、残り40秒。社長兼任の二刀流でリーグ最年長の折茂が、左45度から放ったシュートは奇麗な放物線を描いてリングを射抜いた。6000点、7000点、8000点の時と同じ3Pシュートで大台到達。日本人初の9000得点を見届けたファンから大歓声が上がった。「ずっとこだわり続けてきたもの。日本人では誰も達成したことがないので素直に喜びたい」

 背番号の「9」にこだわってきた。自身初の日本代表入りした93年。8番を渡された折茂は「9番が欲しかったから」と、長谷川誠(45=現秋田HC)と背番号を交換。当時の「9」は「苦しむ」を連想させ、敬遠された番号でもあったが、日本バスケ界を走り続けた結果、いつしか「9」がシューターの番号として定着していった。折茂の功績の一つだ。北のレジェンドはまた新たな歴史を刻んだ。その歩みはまだ止まらない。 

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