内村 正式にプロ転向宣言「体操界を引っ張っていける存在に」

[ 2016年11月28日 05:30 ]

体操教室で子供とハイタッチする内村
Photo By 共同

 体操男子のエースでリオデジャネイロ五輪の個人総合と団体総合の2冠に輝いた内村航平(27=コナミスポーツ)が27日、日本体操界初のプロ転向を正式に宣言した。今月限りで退社するコナミスポーツが東京都内で開いた体操教室で「今後はプロとしてお手本になるよう、日本の体操界を引っ張っていける存在になりたい」とあいさつし、新たな挑戦について初めて語った。

 2020年東京五輪を目標に掲げる内村は「競技力を向上させることが第一だが、普及という部分に凄く力を入れたい。子供たちに体操を広げ、未来の日本代表選手がそこから生まれてくればいい」と決断の理由を説明した。日体大でも同期だった山室光史からチームメートが寄せ書きしたウエアをプレゼントされ「うれしさいっぱい。凄くいい思い出をつくらせてもらった」と感無量の様子。山室は「夢や希望を与え、子供たちにとってヒーローのような存在であってほしい」、加藤凌平は「体操を広める新しい挑戦を心から応援する」とエールを送った。

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2016年11月28日のニュース