羽生結弦 NHK杯男子SP首位発進 4回転ループ国内初披露

[ 2016年11月25日 20:34 ]

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦、NHK杯男子SP ( 2016年11月25日    札幌・真駒内セキスイハイムアリーナ )

<NHK杯男子SP>100点越えの羽生
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 フィギュアスケートの(グランプリ)GPシリーズ最終戦、NHK杯が25日、札幌市の真駒内セキスイハイムアリーナで開幕した。男子シングルのショートプログラム(SP)では、男子史上初の4連覇が懸かるGPファイナル(12月、フランス・マルセイユ)進出を狙う羽生結弦(21=ANA)が、10月に世界で初めて成功させた4回転ループを国内初披露。自身の持つ歴代世界最高得点の更新はならなかったものの、103.89点で首位に立った。

 SP9番滑走の羽生は、淡い紫を基調とした衣装で米人気ロック歌手、プリンスさんの人気曲「レッツ・ゴー・クレイジー」のアップテンポの曲調に乗り、冒頭の4回転ループで着氷の際に少しバランスを崩しながらも持ちこたえると、続く4回転サルコー―3回転トーループのコンビネーションは見事に決めた。

 昨年のNHK杯のSPで106.33点の世界歴代最高得点(当時)をマークし、GPファイナルでさらに110.95点と更新。この記録には及ばなかったものの、ただ一人100点台の今季最高得点で2位以下に15.95点の大差をつけた。羽生は26日に行われるフリーと合計で3位以内に入れば、自力でGPファイナル進出が決まる。

 田中刑事(22=岡山・倉敷芸術科学大)は80.49点で3位、日野龍樹(21=中京大)は72.50点で9位につけた。

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