松山 長時間パット練習で足跡“伝説”報じられるも「体重が重い」

[ 2016年11月24日 05:30 ]

ISPSハンダW杯 ( オーストラリア・メルボルン キングストン・ヒースGC )

<ゴルフW杯プロアマ>練習中に笑顔を見せる松山英樹
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 男子ゴルフの国・地域別対抗戦ISPSハンダW杯は24日から4日間、オーストラリア・メルボルンのキングストン・ヒースGCで開催される。日本代表の松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(25=CASIO)は開幕前日の23日、公式会見で意気込みを披露し、プロアマ戦でコースを確認した。地元メディアでは松山のパット練習の時間の長さが話題となり、練習グリーンに足跡が残ったという“伝説”が生まれた。

 公式会見の最後に松山にこんな質問が飛んだ。「英樹、先週の土曜日、練習グリーンに君の足跡(フットプリント)が残っていた。そんなに真剣に練習したのか?」。松山は苦笑しながら「フットプリントが残っているのは自分の体重が重いからだと思う。そんなに長時間やっているつもりはないけど」と回答。会見場は笑いに包まれた。

 パット練習に時間を割く理由については「パットの調子が落ちていたので、それを何とか上げられるようにと思って練習していた」と説明したが、地元メディアはその時間の長さに驚いている。

 23日付のヘラルド・サン紙は「月曜日ジャパニーズガンは6時間も練習グリーンにいた」、「世界ランキング6位はグリーン上の3カ所で長時間を費やした。その表面には彼の足跡が残っていた」と報じた。「6時間」はさすがに“盛っている”が練習熱心さが注目されているのは確かだ。

 会見で松山は「初めてのW杯で、初めてのメルボルンで楽しみ。早く明日になってほしい」と自信を漂わせた。また丸山茂樹と伊沢利光のペアが優勝した2002年W杯に触れて「ゴルフに真剣に取り組み始めた頃だった。自分も将来そういう舞台に立ちたい、そういう舞台で活躍したいという気持ちは強かった」と少年時代から憧れていたタイトルにかける思いを口にした。

 プロアマ戦では報道陣のカメラを拝借し前の組のジャイディ(タイ)のティーショットを撮影。出来栄えに「ジャストインパクトでしょ」と満足げな笑顔を見せるなどリラックスしてラウンド。その後はパット練習をこなし引き揚げた。戦闘態勢は整った。W杯の歴史に足跡を残す4日間が始まる。

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