レイカーズ サンダーに競り勝ち8勝7敗、ヤングが逆転3P

[ 2016年11月23日 16:49 ]

残り5秒で劇的な逆転の3点シュートを決めたレイカーズのヤング(AP)
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 NBAは22日に各地で4試合を行い、レイカーズは地元ロサンゼルスでサンダーに111―109(前半49―48)で競り勝って8勝7敗。第4Qの5分15秒で14点をリードしながら、残り13秒で逆転されるという苦しい展開となったが、残り5秒にこの日17得点のニック・ヤング(31歳)が起死回生の3点シュートを決めて再び試合をひっくり返した。

 このオフェンスでは新人フォワードのブランドン・イングラム(19歳)が左45度からインサイドに切れ込むと見せてボールを正面にキックアウトさせるが、ヤングは本来の?ターゲットだったルー・ウィリアムス(30歳)へのパスをインターセプトする形でキャッチ。しかし迷わずそのままリリースしてこれが決勝の3点シュートにつながった。

 ただし映像をチェックするとヤングはボールを受けてからドリブルすることなく4歩もステップを踏んでおり、トラベリングに甘いと言われるNBAの審判の判定に疑問が残る結果にもなった。

 サンダーはここ8戦で6敗目を喫して8勝7敗。ラッセル・ウエストブルック(28歳)は34得点、8リバウンド、13アシストを稼ぎ、第4Qにはわずか5分間で17得点をマークするなど終盤で驚異的な活躍を見せたが勝利にはつながらなかった。残り13秒には20得点を記録したセンターのスティーブン・アダムス(23歳)のシュートで109―108。しかし最後はヤングのシュートを阻止できなかった。

 ニックスは地元ニューヨークでトレイルブレイザーズを107―103(前半60―58)で退けて7勝7敗。2メートル21のクリスタプス・ポルジンギス(21歳)が40分の出場時間で31得点と9リバウンドをマークしてホームでは5連勝を飾った。

 トレイルブレイザーズは8勝8敗。ダミアン・リラード(26歳)が22得点、C・J・マッカラム(25歳)は16得点を稼いだが、ニックスの本拠地マジソンスクエア・ガーデンでの連勝は4で止まった。

 ペリカンズは敵地アトランタでホークスに112―94(前半66―44)で解消。アンソニー・デービス(23歳)は第1Qにイスに右膝を当てて第4Qまでベンチに退いたために13得点に終わったが、先発ガードのティム・フレイジャー(26歳)が21得点、14アシスト、フォワードのテレンス・ジョーンズ(24歳)も17得点を挙げてデービス不在の時間帯を見事に埋めた。

 ガードのジュルー・ホリデー(26歳)はベンチから出て27分で15得点、4アシスト、2スティールをマーク。出産後に脳腫瘍の手術を受けた妻の看病を終えて戦列に復帰したが、これでチームに戻ってからは3連勝となった。

 ホークスは3連敗で9勝5敗。3Q終了時点で24点差をつけられるなど、予想外の一方的な展開となった。

 ナゲッツは地元デンバーでブルズを110―107(前半60―60)で下して6勝8敗。ベンチから出たルーキーのジャマール・マーリー(19歳)がチーム最多の24得点をたたき出し、同点で迎えた残り9・5秒にはウィル・バートン(25歳)がフリースローを2本とも成功させてこれが決勝点になった。

 ブルズは9勝6敗。ジミー・バトラー(27歳)が35得点、2試合ぶりに戦列に戻ったドウェイン・ウェイド(34歳)が22得点を挙げたが接戦を制することはできなかった。デンバーでのこのカードでは2006年2月8日以来、勝ち星がなく通算10連敗。鬼門の地で連敗を阻止することはできなかった。

 <24日のテレビ中継>ウォリアーズ―レイカーズ

 WOWOWライブ 12時30~

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