朴大統領親友がヨナさんに嫌がらせ…「スポーツ英雄」選定に圧力

[ 2016年11月22日 05:30 ]

キム・ヨナさん
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 韓国の朴槿恵大統領の親友、崔順実被告の側近が絡む政府関連事業の行事を巡り、2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダルのキム・ヨナさんが参加を拒み、崔被告周辺の報復を受けていたとKBSテレビが21日までに報じた。

 行事は、崔被告側近の映像監督チャ・ウンテク容疑者が考案した「ヌルプム(発展の可能性の意)体操」の発表式。政府予算3億5000万ウォン(約3300万円)が投じられた。

 キム・ヨナさんは発表式への参加を求められたが、自身のイメージに合わないなどの理由で断った。その後、大韓体育会が選ぶ15年の「スポーツ英雄」の選定で金さんは圧倒的得票を得たが「年齢が若い」との規定にない理由で外された。これに関し、崔被告のめいのチャン・シホ氏(横領容疑で拘束)の側近はKBSに、崔被告が影響力を持つ文化体育観光省がキム・ヨナさんを目の敵にしているとチャン氏が話していたと証言した。

 さらに18年平昌冬季五輪の記念コインにフィギュアを単独であしらったデザインがなく、崔被告側の圧力で排除された疑いがあると報じられた。

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2016年11月22日のニュース