珍事!関学大“敗戦選択”ノーサイド 異例幕切れに場内ざわめく

[ 2016年11月21日 06:16 ]

 ラグビーの関西大学リーグ2試合が行われた20日、関学大―摂南大戦で珍事が発生した。21―26でリードされていた関学大はロスタイムにFB清水主将がタッチに蹴り出してノーサイド。異例の幕切れに場内はざわついた。清水主将は「6点差以上でなければ摂南大に敗れたとしても(残留争いで)上回れる。試合前から分かっていた。葛藤はした」と逆転を狙わなかった意図を説明した。

 現段階ではこの2チームと関大が6~8位を争っており、7、8位が入れ替え戦へ回る。関学大は摂南大に敗れても5点差以内なら3チーム間対戦の得失点差(関学大+4、摂南大+3、関大-7)で上位になるため、あえて敗戦を受け入れた形だ。「6点差以上」を目標にした摂南大は勝利にも涙。ただし、両校ともあと1試合を残しており、今後の展開次第では関学大にとって手痛い黒星になる可能性もある。

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2016年11月21日のニュース