新生マーメイド船出 井村HC「苦戦」12人中7人が初代表

[ 2016年11月17日 05:30 ]

水泳アジア選手権 ( 東京・辰巳国際水泳場 )

<アジア水泳選手権練習日>息の合った演技を見せる新生マーメイドジャパン

 水泳のアジア選手権は17日、東京辰巳国際水泳場で開幕する。シンクロナイズドスイミングにとって「新生マーメイド」の船出となる。リオデジャネイロ五輪ではチームとデュエット2個の銅メダルを獲得。その代表9人のうち三井、箱山、吉田が引退し、小俣がケガで離脱した。代表12人のうち7人が新顔となり、井村雅代ヘッドコーチは「苦戦してます。(代表決定から練習を始めて)1カ月で魔法は効きませんな」と話した。

 デュエットで乾とペアを組んだ三井の後継者選びも課題だ。今大会はテクニカル・ルーティン(RT)を中村が、フリーRTを中牧が務める。指揮官は「手探りの段階。どちらを組ませた方が東京五輪のデュエットとしてふさわしいか」と言いつつも、中牧については「凄い化け方をした」と期待した。

 三井が競技を離れ約2カ月経過し、井村ヘッドコーチは「引退と聞いてひっくり返った」と電撃引退を振り返った。「まだ泳ぐ力があるのにやめるのは考えられない。それだけのキャパだったということ」と恨み節をこぼしながらも「2020年に向けての第一歩を踏み出す大会」と前を向いた。

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