明大中野27年ぶり花園切符 国学院久我山と死闘抽選

[ 2016年11月14日 08:40 ]

全国高校ラグビー代表決定戦東京大会 ( 2016年11月13日    秩父宮 )

抽選結果が発表され、喜びを爆発させる明大中野フィフティーン

 決勝2試合が行われ、第2地区は明大中野と国学院久我山が19―19で引き分けて両校優勝となったが、抽選の結果、明大中野が27年ぶり3度目の花園切符をつかんだ。互いに3トライ2ゴールずつを挙げた両チームは、ロスタイム5分以上を戦っても決着がつかず。昨年は決勝で涙をのんだ明大中野が最後に笑った。第1地区は東京が早実を33―12で下し、2年ぶり13度目の全国大会出場を決めた。

 表彰式後に行われたくじ引き。抽選会場から部員の輪に加わったSH今井(3年)の表情は、こわばったままだった。ダメか…。その瞬間、場内放送が「メイナカ」の花園行きを告げる。相手への敬意から、発表まで一切白い歯を見せなかった今井は「久我山の分まで東京の代表として頑張りたい」と語った。5点を追う前半26分に今井自ら同点トライ。終了間際にはCTB亀丸(3年)がPGを外して勝ち越しを逃すなど反省点も出たが、花園の常連校に内容で上回った。練習は明大八幡山グラウンドを借り、大学のコーチからも手ほどきを受ける。勝田宗頼監督も「大学にも恩返しできた」と話した。

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2016年11月14日のニュース