奈紗、予選通過に喜びも…同組・松森、目の前で水中大捜索

女子ゴルフツアー　伊藤園レディース第２日 （ 2016年11月12日    千葉県長南町　グレートアイランド倶楽部＝６６３９ヤード、パー７２ ）

＜伊藤園レディース２日目＞１８番、池に落としたボールを必死に探す松森（右から２人目）のキャディーを心配そうに見守る畑岡奈紗　（日没サスペンデッド　第１Ｒの続き）　

　プロデビュー戦の畑岡は予選通過を果たし「第一目標だったのでうれしい。賞金は自宅のトイレと冷蔵庫が古いのでその修理に使いたい」と笑顔を見せたが、実はトラブル続きの一日だった。

　第１ラウンドの１５番からプレーを再開。４ホール目の１８番で事件が起きた。同組の松森がグリーン上で拭いてもらうためにキャディーに向け投げた球が池へ。キャディーが水に漬かって捜したものの見つからなかった。「投げた私が気をつけないと。不注意だった」と話した松森は球を取り換えることが許されていないのに球を取り換えたとして２打の罰を受けた。

　捜索の様子を見守った畑岡は「まさかという感じ。私も中学の時に（球を捜すため）池に落ちたことがある。そういう（キャディーの）気持ちは分かる」と話した。

　第２ラウンドの９番では同組の鈴木が球を拾い上げた際の処置が問題となった。拾い上げた後に球の近くにある芝のカスを取り除いたが、球を動かす原因となるかもしれないルースインペディメントの取り除きとなるため１打の罰を科された。

　鈴木は「（規則を）知らなかったので残念」とがっくり。テレビ視聴者の指摘で判明したためマーカーの畑岡も鈴木とともに映像を確認した。デビュー２日目のルーキーは大忙しだった。