元阪神・関本氏 障がい者スポーツ応援団長就任「必死のパッチ」宣言

[ 2016年11月12日 16:38 ]

「大阪府障がい者スポーツ応援団長」の委嘱状を同府・植田浩副知事(左)から受け取った関本賢太郎氏

 元阪神タイガースで本紙評論家の関本賢太郎氏(38)が12日、堺市・国際障害者交流センターでの「第14回共に生きる障がい者展」で行われた「大阪府障がい者スポーツ応援団長」の就任式に出席した。委嘱状を受け取り、「必死のパッチで全力応援させてもらう」と表明した。

 トークショーでは「代打の神様」と呼ばれた現役時代を振り返り、「サヨナラをお膳立てされての打席は毎回怖かった。50打席中15安打なら超優秀な代打。それでも35回、観客のため息と悲鳴を聞くんですよ」と苦労を吐露した。阪神の元祖・代打の神様・八木裕氏(51)から引き継いだ背番号3は現在、不在。「できれば生え抜きの選手に継いでほしい」と期待した。

 阪神一筋だったことについては、「他球団のユニホームを着ている自分がイメージしづらかった」と語った。「息子に毎日試合に出られる他球団のパパとベンチにいる阪神のパパのどっちがいいか聞くと、“阪神で毎日試合に出て”と言われた」という微笑ましい思い出も明かした。

 「黙々と目の前のノルマをクリアする毎日だった」と語る関本氏の現役当時の話に、リオパラリンピックで男子マラソン(視覚障害)5位に入賞した和田伸也選手(39)からは「マラソンに向いていると思う」と太鼓判。だが、当の本人は「人生で走った最長距離は小2のときの8キロですから」と告白する“逃げ腰”ぶりで、笑いを誘っていた。

 同展は13日も開かれ、女性デュオ「花*花」らも登場する。

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