キャブス、オバマ大統領を表敬訪問 指揮官、トランプ氏へのわだかまりなし

[ 2016年11月11日 14:22 ]

ケビン・ラブ(中央左)がオバマ大統領にユニフォームをプレゼント(AP)

 NBAの昨季王者、キャバリアーズが10日、ホワイトハウスにいたバラク・オバマ大統領(55歳)を表敬訪問。来年1月に退任する同大統領にとっては8回目で最後となる歓待セレモニーで、「チャンピオンとクリーブランドは今、同じ意味だ。そして今、話している事柄こそ“HOPE”であり“CHANGE”である」と自らのメッセージも加えて選手たちを出迎えた。1勝3敗からの逆転優勝についても高く評価。「不利な立場にたった時こそ真価を問われる」と、今回の大統領選挙の結果をにおわせながら選手たちの健闘を祝福した。

 セレモニーではケビン・ラブ(28歳)が優勝年度の「16」を記したキャバリアーズの半袖ユニフォームをオバマ大統領にプレゼント。このユニフォームはチームの大黒柱、レブロン・ジェームズ(31歳)が「窮屈だ」と言って袖を破いたことでも有名だが、大統領は「私もちょっときつい。引きちぎっていいかな?」と口にして背後にいたジェームズたちを笑わせた。

 この日は大統領選に勝利を収めたドナルド・トランプ氏(70歳)もオバマ大統領と会談。しかしセレモニーの間、同氏の話題はでなかったと選手の1人は証言している。なおマイノリティーの1人でもあるキャバリアーズのティロン・ルー監督(39歳)は「連覇してもまたホワイトハウスを訪れる」とコメント。トランプ次期大統領へのわだかまりはないことをアピールした。

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