真央、トリプルアクセル回避を改めて明言「今回は間に合わない」

　フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ第４戦、フランス杯の開幕を翌日に控えた１０日、女子の浅田真央（中京大）ら日本勢４選手がパリの会場で前日練習を行った。

　浅田はフリーの曲をかけての練習ではジャンプを跳ばず、ステップや振り付けを確認。その後３回転フリップと２回転ループの連続ジャンプや、３回転ループなどを跳んで調整した。トリプルアクセル（３回転半）は「今回はちょっと間に合わない」と改めて回避を明言。「氷の感触だったり、リンクの広さだったり、いろいろ確認しながら滑った」と話した。

　永井優香（東京・駒場学園高）とＧＰ初出場の１５歳、樋口新葉（東京・日本橋女学館高）も最終調整。樋口は「最初の方は慣れなかったが、後半はいつも通りに練習できた。あさってまで集中できれば」と語った。

　男子の無良崇人（洋菓子のヒロタ）は第２戦のスケートカナダで痛めた左足が回復途上だというが「今できる最大限の演技をしないといけない」と大会本番をにらんだ。