リサイクル金属でメダル 五輪組織委、不要携帯など回収呼び掛け

[ 2016年11月9日 22:51 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日の理事会で、大会のメダルにリサイクル金属を活用するため、不要となった携帯電話や小型家電の回収を全国に呼び掛ける方針を決めた。組織委によると、回収金属は10年バンクーバー冬季五輪などでもメダル素材に使われたが、国民に回収を呼び掛ける運動は初めてで、大会機運の盛り上げにもつながるとした。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は組織委を通じて「このメダルが(大会の)持続可能性に関する強いメッセージを世界に向けて届けることになることは、とても良いこと」とコメントした。

 金、銀、銅メダルを計5千個制作する場合、約2トンの金属が必要と試算した。

 五輪の聖火リレーは来年8月ごろ、パラリンピックは18年2月ごろまでに国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)にコンセプトを提出する日程が示され、検討を進めることになった。

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2016年11月9日のニュース