白鵬 綱取りの豪栄道の壁になる「横綱としての仕事」

[ 2016年11月2日 05:30 ]

大相撲九州場所 ( 13日初日 )

高島福岡市長(中央)を表敬訪問した白鵬(左)、豪栄道

 大相撲の横綱・白鵬が1日、福岡市内で取材に応じ、復活を狙う九州場所(13日初日、福岡国際センター)で注目される豪栄道の壁になることを誓った。自身が右足親指と左膝などを痛めて全休した先場所で全勝Vを飾った豪栄道の綱獲りについて問われると「私が勝っても負けてもあと14日間でいかに白星を積み重ねられるか」と“無関係”を強調。その上で「壁になるのは横綱としての仕事、役目。11、12日目あたりに対戦するだろうから、いい相撲を取れれば」と最強横綱として、直接対決では負けたくないという心意気は示した。

 9月に親指遊離軟骨除去手術を行い、途中参加となった秋巡業で実戦稽古ができたのは最後の2日間だけ。本当に出場できるのかどうかは「来週からの出稽古で“よしっ”となればね」と、はっきりと明言はしなかったが「出場に前向きか?」と問われると「はい」と断言した。「不安、焦りはあったが、相撲に対する姿勢が変わった。体を動かしたい。早く勝負がしたい」と相撲を渇望している状態で「ぜひとも九州で3人目の通算1000勝を見せたい」と残り3勝に迫る大記録へ、今後の調整でよほどのことがない限りは出場する方針だ。

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2016年11月2日のニュース